社内ニートがオウンドメディアサイトを立ち上げ革命を起こす記録
投稿日:2022年01月13日
社内ニートが生まれてしまった経緯と、社内革命を起こすまでの記録を書いていく。社内ニートにもやる気はあるんだ。
目次
「社内ニート」という言葉はご存じだろうか。社内にいてもやることがなく、ただただ社内のデスクに座っている状態。かく言う私も現在社内ニートに近い存在になってしまっている。
なぜそんなことになってしまったか、まずは経緯から説明していきたい。
社内ニート、爆誕
2021年4月~未経験でweb制作会社の営業職に就いた。制作会社と言っても従業員10名以下のかなり小さな企業だ。さて、営業職に就いたはいいが、社内のインバウンドセールスは未完成で、案件は決まって紹介ばかり。外回りというなの飛び込みのような営業ばかりで、案件なんて取れない日々が続く。
営業職は社長と先輩社員1名で、他のメンバーはデザイナーのみ。アウトバウンドセールス(飛び込み)の強制をさせられている訳ではないが、自分で考えて数字を出す、結果を出す必要があった。
とは言うものの、営業職に就いた者ならだれでもご存じの通り、やれることって結構限られている。チラシ・DM・テレアポ・飛び込み・・・現代社会では流行らないようなセールス方法ばかりだ。そんな毎日を半年ほど続けていると、ふと頭にこんなことがよぎった。
「あれ、おれがやりたいことって、こんなことだっけ?」
元々はきょうりゅうがweb業界にいたから、自分も勉強のつもりで未経験入社をした。けれども、今の自分がしている仕事って、ただの営業じゃないのか。しかも、数字は上がらないし、セールス方法も前時代的だ。
「このままでいいのか?」
そう思った時、もう手も足も止まっていた。自分には向いていないと決めつけ、転職の決断をするに至った。
「社長、自分にこの仕事は向いていないので、辞めます」
社長に伝えると「考えてほしい」と言ってもらえた。”営業じゃない形で貢献をしてくれればいい”と。そうなると、自分としても辞める理由がなかった。やりたいことをやって、成果を出す。web業界に足を踏み入れたのだから、せっかくならwebで爪痕を残したい。そんなことがあったのが昨年の11月頃の話。
とはいっても、営業で抱えた案件もありすぐにポジションを変えることができず、手持ち案件を処理後に営業職をチェンジすることになった。そして年は明け、手持ちの案件がほとんど完了し始めた現在。つまり”何に手をつけたらいいかわからない”手探りの状態になっている。
自由に自分のやりたいことをやれる環境は手に入れた。後は自分のやりたいことをやるだけ・・・。すべては順風満帆かと思えた。
「あれ、おれがやりたいことって、なんだっけ?」
戸惑う。自由を手に入れた者は、自由が故に何をしていいかわからなくなる。凡人のなれの果て。そして、何をすればいいか考えながら、毎日社内のデスクでネットサーフィンをしている。そして気付いた、もしやこれが・・・
「社内ニートってやつなんじゃないのか?」
社内ニート爆誕である。だって毎日8時間、デスクで調査という名のネットサーフィンをしているだけだもの。
オウンドメディアサイトを立ち上げよう
社内ニートだって、好きでなっている訳ではない。気づいたらなっているのだ。
そして勘違いしてほしくはないのだが、やる気がない訳ではない。仕事を振られれば勿論全力で取り組む気概は持ち合わせている。だから自分は、エリート社内ニートなのではないかと思ったりしている。
けれども、こんな無為に日々を過ごすのは退屈でしかない。何者にもなれないし、スキルも身に付かない。『左利きのエレン』の名言を思い出しながら、自分を奮い立たせるのだ。
そんな時にある施策を思いついた。
オウンドメディアサイトを立ち上げて有益な情報を発信する、コンテンツマーケティングをしようじゃないか。
記事を書くことはできる。時間もある。なら、ユーザーの悩みや要望を120%解決できるような情報を継続的に発信していけばいい。PV数を上げ、自身のキャリアにもきっと繋がる。まさに天啓である。
そこで、コンテンツマーケティング調査という名のネットサーフィンに舵取りをした。
コンテンツマーケティングに必要なこと
オウンドメディアサイトサイトの事例を調査したところ
「サイボウズ式」
「北欧、暮らしの道具店」
「バズ部」
有名どころの事例が沢山挙がった。そして、どのオウンドメディアにも共通していることが、”ユーザーの役に立つコンテンツ”を発信しているということだった。
難しく考えずシンプルに有益なコンテンツを発信し続ける。もちろん、SEO的な観点から記事を書いて目的のユーザーに情報が届くような配慮は必要だろうが、最も大切なのはコンテンツが有益であること。であれば、自分が発信できる有益なコンテンツを考えていこう。サイトのコンセプトを決め、ターゲットを絞り、記事を書いていこう。
ひとまずきょうりゅうに相談をすると、こんなアドバイスをもらった。
「まじでそういう遊軍が歴史を変えるんだよな」
良いこと言うじゃないか、私の友人は。背中を押してもらい?とりあえず方向性が定まった。
社内ニートが革命を起こしてやろうではないか。毎日をわくわく過ごそうじゃないか。
同志達へ捧ぐ
きっと、自分のような社内ニートになってしまう人達は沢山いるんだと思う。
やる気がない訳でも、なりたくてなった訳でもない人がほとんどだろう。
そんな同志達の励みになるように、この革命の記録を記事にした。またサイトが立ち上がった時に報告をしていきたい。
この記事は2022年1月13日のお昼に投稿をする。ネットサーフィンをしているであろう同志達に届くことを祈って。
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