『左利きのエレン』の魅力と個人的に名言だと感じたセリフをピックアップしてみた①

名言の宝庫『左利きのエレン』について書いてみた。この作品は、面白い。

目次

『左利きのエレン』は著者かっぴーさんの漫画で、大手広告代理店を舞台にした日常を描いた作品。

きょうりゅうに薦められて読んでみたが、面白くて面白くて3周した。

この作品はとにかく、言葉のひとつひとつが心に刺さる。

何より、キャッチコピーの”天才になれなかったすべての人へーー”はグッとくるものがあった。

内容は大手広告代理店を舞台にした日常だが、広告業界に関わりのない人も十分楽しめる内容になっている。

キャラクターのひとりひとりにバックグラウンドがあり、群像劇チックなこの作品は毎話で名言が飛び出す。

現実世界を舞台にしているので現実味があり、必死こいて生きている自分たちに言葉が刺さるのだ。

今回は個人的に名言だと感じた部分をピックアップしたので、ぜひ興味を持ってほしい。

「あ、いいな」って思ったら、すぐにでも読んでもらいたい。

なんたってKindleunlimitedで無料で読めるのだから。

はじまったら、はじまった時わかるよ

まずはこの名言。

主人公の朝倉光一が美大受験に合格した後に、アトリエの先生である~~~~が放った一言。

受験とか、何かの試験で合格したからって、人生の始まりではないんだ。

これから自分の人生は始まる、輝き出す、それは自然とわかるものらしい。

きっとその通りなんだろう。

本気で何かに打ち込んだ人が見える景色なのかもしれないが、はじまった時を求めて頑張っていこうと気持ちが奮い立った。

もちろん、自分は”はじまったな”と思えたことがないので、まだ人生ははじまっていないらしい。

何かにならなきゃ…退屈で…生きていけねぇよ…

朝倉光一のグッときた名言。

高校生の頃に光一が、天才であるエレンに放った一言。

天才と凡人には越えられない壁がある。

理屈で分かっていても、諦めたくない気持ちが凡人にはある。

「自分には可能性があるんだ」って、誰もが心に想い描いているはず。

何かになれる確率って万が一かもしれないが、地球に産まれてこれた時点でかなりの確率なはず。

誰かに勝とうとか、有名になろうとか、天才になろうとかではなく、自分自身に向き合って前に進んでいきたいと思える言葉だった。

クソみたいな日にいいもんつくるのがプロだ

先輩の神谷が光一に「体調最悪でも、2日寝ていなくても、友達に裏切られても、女にフラれても、その中で歯くいしばってひねり出した仕事がお前の実力の全てだ・・・」そして、名言を放ちます。

ちなみに神谷はこの作品では天才側の人間。

天才はセンスだけではないのが良くわかる。

プロ意識を持って努力しているからこそ、最低最悪なコンディションでもプロの仕事をこなせるのかもしれない。

言い訳は全て自分を正当化するための理由。

どんな仕事でも、プロ意識を持って取り組む大切さを神谷先輩に学んだ。

左利きのエレンは名言だらけ

一回では紹介しきれないので、今日はここまで。

冷めた心に情熱が蘇る作品。

ぜひ一読を。

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